HOME > 2009年 > ASTCアジアトライアスロン選手権インチョン大会
2009年08月31日
ASTCアジアトライアスロン選手権インチョン大会
2009年8月30日(日)
韓国:インチョン市
結果:エイジカテゴリー 総合優勝(1時間53分18秒)
奇跡が起った!
そう思えるほど、うれしかった。


今シーズン、国体予選湯梨浜大会以来のやり切れたと言えるゴールができた。
人へは『あきらめるな』と言いながら、日々がしんどくて、苦しくて、もういいだろう。あきらめた方が楽になれる。 みんなも理解してくれる。そう思い始めていた事を明かす。
走れている自分がうれしくて仕方が無いと表現した方が良いだろうか。
まだ痛み止め無しで競技できないのは事実。
今シーズンはこれと付き合っていかなければならないようだ。
さて、レース自体は消して楽なものではなく、きつい上り坂では吐息と声が漏れる場面も。
ただこの苦しさ、がんばりどころなど、がんばりたくてもそこまでいけなかったことを思えば心地良い?と言うような想いだ。 (おかしいとおもうだろうが競技者所以のものかもしれないね!)
世界へ挑戦する資格があるか!
最後になるかもしれない国際舞台でけじめをつけよう。
結果が出せないなら、世界選手権は辞退しよう・・・
心に決めて乗り込んだのだ。
プレッシャーをあえてかけたつもりだったが、韓国入りしてえらくリラックスし落ち着いているのを感じる。
こんなんでいいのかな?と思うほどに。
日本選手団として戦う集団でありながら、それを支えるスタッフの人間の奥深さを感じ、その情熱と、彼らを包む雰囲気がすごくいい。
選手を送り出すとき、十分やってきたからであろう、実に落ち着き、しかし秘めた表情で送り出すのである。
我が状態を知るスタッフも自分を信じている、先を見つめた心に響く言葉を放ってくれる。
『なんかいいんだよな~』思わず笑顔がこぼれる。
大袈裟な言葉かもしれない。
命がけで挑戦し続ける選手やコーチ陣たちなのに、なぜだろうか、うまく表現できない明るさを持っていることをよく感じる。
命がけの苦しさや厳しさを知り、乗り越え、またその先へ挑戦しているからこそだろうか。
それに比べれば自分なんてまだまだ・・・
今回も、師匠と呼ばせていただく八尾氏となるべく行動をともにする。
人生の中で影響を受ける人・・・それぞれにそんな人がいると思う。
昔から、自分はこの人だと思っているのでそうする。
弟子たちを指導する姿は、人間力あふれ参考になるし、自らも多くを励まされ指導してもらっている。
今回は木曜日から現地で調整したが、当然のごとく現段階ではパフォーマンスレベルは低い。
その現状を踏まえやっていかなければならないが、不思議と焦りなど感じ無いのだ。
なぜか吹っ切れている。
この戦う集団の中で、精神を共有できていると感じるからか。
今までなら不安で苛立って、自滅していたかもしれない。
レース当日は雨。
コース自体はインチョン空港周辺の広大な敷地。
スイムは攻めて攻めまくった!
バイクは単独で走破。終盤バイクコースは全くの、ド!フラットで超高速レースが展開された。
アジアトライアスロン特有の超高級車(バイク)が行き交う。
ランこそアップダウンの2.5km×4周回の難しいコースと言われるが、自分にとっては合っていた様だ。
自分の力を出せれば良い・・・そんな境地にいた。
不安のランは痛み止めが効いていたが、スタート直後にグキッといやな感触があり躊躇したのだが、どっち道、 走れなければ世界は無くなる。
ランの練習なんてできていない、本人しか分からない、一か八かの賭けではあった。
若い時から投じて、染み付いていると言い切れる自分を信じた。
『必ず、後半は良くなる・・・』
日本選手団の応援が助けてくれた。
『福元さん走れてますよ!』、『てっちゃん行けてるで!』
今シーズン感じることの無かったスピードを感じながらゴールを目指せた。
自分に課した世界への挑戦権・・・
合格点だ!
うれしさと安堵感。
しかし、世界で!と言うにはまだ遠い。
これからの時間、自分なりに努力してみようと思う。
ありがとう、この体!
ありがとう、応援してくれるすべての人!

投稿者 テツロー







